不可欠な売掛金回収

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一定回数の取引が円滑に繰り返されれば、相互信頼関係に基づき、その都度の現金決済から請求書を用いた「掛売」と称される取引スタイルに移行するのが、私達が事業を営む経済社会に於ける自然な流れです。毎回の現金決済と比較して、双方の負担の軽減が叶うメリットは大きく、今日「月末絞め〇〇払い」の概念は、事業所間に於いてごく一般的に採用されています。

ですがこの相互信頼関係に基づく売掛スタイルでの取引が。時に相手先に対して一気に不信感を募らせる引き金を引いてしまうケースが無視出来ません。支払期日を過ぎても請求額の入金が見当たらぬ、いわゆる契約不履行状況の発生です。最初こそ言葉を選んでの督促を届けるも、理解に苦しむ言い訳から支払期限の猶予を求める曖昧な回答しか得られぬ繰り返しの中、時間ばかりが経過してしまう展開となれば、自社側にとってのデメリットは単なる売掛金未回収だけにとどまりません。とりわけ相手先が主力取引際の場合、月々の今後の売上総額にも深刻なダメージが否めず、自社の経営状況にも暗雲が立ち込めてしまいます。

ここで強硬手段を用いてでも売掛金回収を最優先した場合、その後の良好な取引関係の継続は諦めざるを得ず、大幅な事業計画の修正が求められます。対してあくまで平穏な解決から、相手先の取引姿勢の是正も含め、今後も大切な取引先としての円滑な関係を継続するのであれば、あくまで紳士的な交渉を持ち掛けるのがベストです。ここでは以下、支払が滞った売掛金回収に際し、交渉という手法を用いる場合に着目から、踏まえておきたいポイントなどの確認作業を進めてみたいと思います。